2017/12/25
料理教室、手芸教室、生活レッスン等を1人で教える
「のんののひとりカルチャー教室」代表ののんのです!
(現在は主に大阪・吹田、三重・伊賀で活動中!)
先日、元女子アナウンサーの
小林麻央さんが乳がんの治療中であるという報道がされました。
このブログをご覧になってくださっている方は
ご存知かと思いますが、私も乳がん経験者です。
2007年に乳がんになりましたので、もうすぐ10年になります。
また、その経験から乳がんになった人の実際のケースを数多く知っています。
(「乳がん体験記」シリーズ【乳がん体験記①】私の乳がんを発見したきっかけ)
ブログでも乳がんに関することは
たくさん書いていますので、麻央さんについても私なりの意見を
お伝えしようと思い、記事にすることにしました。
(病状については、細かい説明がされているわけでは無いので
あくまで「推測」として読んで頂けると幸いです。)
【麻央さんの病状についての私の解釈】
報道がされている範囲でのお話と
海老蔵さんの会見からの情報を元にすると、おそらく
・まだ33歳と若い時にがんになっていて、進行が早い
(1年8ヶ月前に発症されたということなので、発症時は31歳ですね。)
・発症したのが、出産が関わっていた時期なので、より進行のスピードが早くなった
ということが考えられます。
一般的には、出産というのは
ホルモンのバランスが大きく変わるので
がんの進行が早まることが多いですし
若い人ほど進行が早い傾向があります。
そして、その進行度合いについては
「比較的深刻」という報道がなされています。
本当のところは分かりませんが
がんの「ステージ」を発表していない(発表できない?)こと
進行の早さ、会見での海老蔵さんや
お医者さんの発言などから考えると
「ステージⅢ」くらいなのではないかと思われます。
(がんは進行の状態を「ステージ」という言葉で表現します。
ⅠからⅣまであり、数字が小さいほど初期の状態です。
ちなみに私は転移性乳がんの「ステージⅡ」
乳がんの質としては「あまりよろしくないタイプ」でした。)
【麻央さんは大丈夫なの?】
多くの人が1番心配されているところだと思いますので
私なりの意見を書いておきます。
まず、麻央さんの年齢(30代)でがんになる人の割合は
かなり少ないですが、私の知っている限りでも何人もいます。
そしてその中には、麻央さんと同じかそれ以上の
診断結果がされている人もいます。
その方たちが今現在どうしているかというと
全員普通に生きています。
1人1人顔が違うように、病状も体質も1人1人違いますから
「麻央さんも大丈夫だ!」と言い切ることはもちろん出来ません。
ただ、「深刻」であっても、その過程を乗り越え
現在に至っている人というのは
皆さんが思っている以上に多いんです。
情報だけを聴くと、悲観的にのみ
捉えてしまう人が少なくないのでは?
と思ったので、書いておきました。
【麻央さんや皆さんにお伝えしたいこと】
これは病気になったばかりの方が
ものすごく陥りやすい思考なので、お伝えしておきたいのですが
診断結果というのは、あくまで西洋医学の観点から診た時の
可能性のお話をしているだけで、別に絶対的な基準では無く
病気をある一面から捉えたものに過ぎないということです。
このブログでも何度も書いていますが
私は別にアンチ西洋医学ではありません。
「現実から目を背けましょう!」と言いたいわけでもありません。
でも、同時に「お医者さんにこう言われたから、絶対こうなる」
と言い切れるものでも無いわけです。
これを勘違いしてしまうと、精神的にも
深みにハマってしまいますし、良くないです。
「深刻に捉えすぎること」は体にも心にも
私たちが思っている以上に負担をかけます。
【じゃあどうすれば良いの??】
このブログや、生活レッスンでもお伝えしていますが
西洋医学の治療を受ける受けないにかかわらず
生活習慣を見直して体力をつけることはとても大事です。
例えば簡単に言うと
「体を冷やさないようにする」「体を動かす」などです。
こう言ったことをお話すると
「そんなことくらいで~」と言う方もいらっしゃいますが
「そんなこと」ですらきちんと出来ていない人の方が多いわけです。
「そんなこと」くらいで、治療が楽になったり
気分が上向きになったりするなら
当事者にとっても家族にとっても
こんなに嬉しいことは無いはずです。
がんに限らず病気になってしまった方
または未病を考えている方は
「出来ることは全て味方につけよう!」
という考えがとても大事だと思います。
麻央さん、海老蔵さんをはじめ、病気になってしまった方には
是非前向きに日々を送ってもらいたいなと心から思います。
長文になりましたが、読んでいただき、ありがとうございました 🙂
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