2017/12/25
料理教室、手芸教室、生活レッスン等を1人で教える
「のんののひとりカルチャー教室」代表ののんのです!
(現在は主に大阪・吹田、三重・伊賀で活動中!)
第7弾は「抗がん剤治療と、体と心への影響」です。
前回の記事はこちらです。
5週間の放射線治療が終わり
いよいよ抗がん剤治療がスタートしました。
しかし、1クールの1回目の点滴(約3時間)それだけで、
私の体は副作用に悩まされることになりました。
まず、1回目の翌日頃から
早々に髪が抜け始めました。
1週間もしないうちにバッサバッサと抜け
みるみる無くなってしまいました。
今でもその姿は思い出せません。
一般的には、「良いかつらがあるから大丈夫」とか
「一時のことだから、、」という風に言われるわけで
それは確かにそうなんです。
でも、髪の毛を失うということは
女性であれば特に
「自分自身見たことの無い姿」になるわけです。
まして眉毛まで薄くなると
本人でさえ自分が怖い状態でした。
もちろんかつらを着けることになるのですが、少し余談の話をすると、主に男性でかつらを使用している方に「ズラがズレてる!」という言葉が浴びせられることがありますよね。
そういったことに対し、自分自身がかつらを着ける生活を送ってみて分かったことがあります。
それは、髪が無くなると、「かつらをどう合わせたら良いのか、どこを中心にしたらよいのか、というかそもそもズレているのかいないのか」分からなくなるということです。
「うそだぁ~!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、私も同じ立場ならそう言うと思うのですが、これが本当に分からなくなるんです。眉毛も、出発点をどこにしたら良いのか、どこまで描くのか、分かりませんでした。
また、抗がん剤治療の副作用の1つである
欝状態にもどっぷり陥っていました。
そして、義母が抗がん剤の副作用で
苦しみながら亡くなっていった時の「恐怖」が
自分の身にのしかかっているという状況に
私は肉体的にも精神的にも限界に達していました。
(義母のお話はこちらにも少し書いていますので
良ければご覧下さい。【私のこれまで⑥♥】義母の病気と、私の思い)
お医者さんに「患者の皆さん誰もが乗り越えていますよ。大丈夫ですよ。」と
言われても「みんなが大丈夫でも、私は大丈夫じゃない!」と
言い続けていました。
お医者さんからは厄介者扱いされていた
とは思いますが、その一方で
その私の発言は虚勢でも駄々こねでもなく
実際にもうこれは限界だと判断した私は
それ以降の治療を放棄することにしました。
※前回の記事にも書いていますが
これはあくまで私の体験談です。
前述のお医者さんが嘘を言っているわけではなく
抗がん剤治療を行っても、体力的にも精神的にも
あまり影響が無い方も少なからずいらっしゃいます。
一例として読んで下されば幸いです。、
次回の記事はこちらです。