料理教室、手芸教室、生活レッスン等を1人で教える
「のんののひとりカルチャー教室」代表ののんのです!
(現在は主に大阪・吹田、三重・伊賀で活動中!)
いきなりですが、タイトルにも書いたように
写真のポーチは一切「縫い」をしていません! 🙂
教室の合間にちゃちゃっと作った物ですが
「レース付け」
「ファスナー付け」
「ポーチに仕上げる」
工程全てを、布用ボンドのみで仕上げました。
それでも、充分に可愛い物になっていると思います。 😀
記事の途中にも書いていますが
これを「手芸」と呼べるかどうかは微妙なところで
「工作じゃない??」と思う方も
いらっしゃるかと思います。
私もそう思っていましたし
やはり「縫い」の物には
どうやったってかないません。
でも、まずは「作る楽しみ」を知るのも
すごく有意義なことだと思うので
実際に手芸教室でも
「ボンドだけで作るレッスン」もしています 🙂
そういった中で
「どんな物を選べば良いのか?」
について書いていきます。
(このポーチの作り方については
教室でお教えします! 😀 )
【ご紹介する商品】
今回ご紹介するのは
コニシ株式会社さんから発売されている
「ボンド 裁ほう上手」です!
まず、最初にお伝えしておくと
正直に言うと、布用ボンドで
「これがずば抜けて高品質!」
というものは今のところありません。
とは言え、質の低い物になると
本当に全然役に立たないということもあります。
市販の物で、一定以上のクオリティーを
約束してくれるのがこの商品!
くらいに思ってもらえればと思います。
【このボンドのおすすめポイント】
① 布ににじみにくい。
一昔前の布用ボンドは
「にじむことが前提」と言ってもいいくらいの
物が大半でしたが、最近の物は
本当に良くなってきていて
布にボンドがほとんどにじみません。
➁ 早く接着できます。
アイロンでひとまずの接着ができますし
あとは数時間置いておけばくっつきます。
③ かなり丈夫です。
もちろん「縫い」にはかないませんが
「あら、すぐ取れちゃったわ!やっぱり所詮はボンドだから~~」
ということにはまずなりません。
【使う時の注意点】
主に「おすすめポイント」の
①についてのお話になるんですが
クチコミサイトでは「けっこう滲みます、、」
というような書き込みが
ちょこちょこあったんですね。
その点について、使用側の私たちが注意しておきたいのは、
「絶対染みない」なんてことはそもそも有り得ないということです。
たぶん「これ1つでどんな布も100%にじみません!」
というボンドは、今後も出てこないと思いますよヽ(*´∀`)ノ
どういうことかと言えば、中島みゆきさんの
「糸」という曲で歌われている通り、布というものは通常
縦の糸と横の糸を織り成した物である以上
どれだけ密に織って作られていても
たとえミクロの世界であっても
顕微鏡で見れば、小さくない隙間が空いているからです。
メーカーさんを擁護するわけではありませんが
むしろ「ここまでにじみにくいボンドを
開発・製品化してくださっている」と
私たちは捉えるべきではないかな?
と思っています。
ただ、にじみにくくするポイントもあって
それは何かと言えば、「使う量」です。
「これくらいが適量でしょ!」と思うよりも
さらに一段階薄く塗るのがポイントです。
ちなみに、上の写真のポーチは
全ての工程を合わせても
「10円玉の表面に薄く載る」
くらいの量しか使っていません。
(例えのセンスが無くてごめんなさい 😯 (笑))
【どこで買える?】
手芸用品店には確実に置いてあると思います。
「近くに無い!」
「行くのがめんどくさい!」
という方はこちらからどうぞ 🙂
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ここからは、読まなくても
全然かまわない私の独り言です!(笑)
【私の考え】
私はもう30年近く手芸をしているのですが
以前の私であれば、この商品は
紹介していなかったと思いますし
教室でもボンドを使う手芸は教えていませんでした。
ミシンや手縫いできちんと作る物
こそが手芸だと思っていました。
また、昔のボンドは
この記事でご紹介した物より
遥かににじみやすく
「確実に布を汚すやり方」だったからです。
また、私が言うまでもなく
長く使える物を綺麗に作りたいなら
「縫い」をきちっと学ぶ必要がありますし
ちょっと凝った物を作るなら
ボンドだけではかなり厳しいです。
正直、ボンドを使うのは
邪道だと今でも思っています。(笑)
最初に書いたように
「手芸」というより「工作」です。
でも、最近では
私も少しだけ丸く(?)なったのか(笑)
「楽しめるなら良いよね!! 🙂 」と
素直に思えるようになりました。
「縫い」というとどうしても
専門的ちっくに聞こえて身構えてしまう方もいるので
「自分の作品が作れる喜び」を
より手軽な方法でまずは知ってもらうのも
とても素晴らしいことだと今では思っています。
ただ、せっかく手芸教室に
来て頂くような意欲のある方が
「工作」で終わってしまうのは
あまりにもったいないですから
「ボンド制作」が一段落したら
「縫い」を本格的に進めています。
手芸として王道なのかどうかも
大事かもしれませんが
広い意味での「もの作りの楽しさ」を
知ってもらえたら嬉しいなと思います! 🙂
この記事を読んでくださっているということは
「手芸に少しでも興味のある方かな??」
と思うので前回の記事も
合わせてご覧になってみてくださいね!
糸通しが百発百中で出来る便利グッズです 🙂